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TEDに参加できて光栄です 私にはさっぱりわからない講演も あるかもしれませんが もっとも素晴らしいことは 実はありふれたところにあると思います 暮らしの中で 気にも留めない些細なこと 例えば受粉は当たり前のように考えがちです ハチ コウモリ ハチドリ 蝶々といった 送粉者について語るとき 花が生まれた経緯や 過去5千万年の間に 共進化してきたことを 切り離すことはできません

私は過去35年に渡って 日夜休むことなく 花の低速度撮影を 続けて来ました 花の動きは ダンスのようで 見ていて飽きることがありません 驚きの気持ちでいっぱいになり 心が広がります 美と魅力は 自然界が使う 生き残りをかけたツールだと思います 誰でも自分が愛するものを守ろうとするからです 花粉と媒介者の関係は 地球を養うラブストーリーです 人間も自然界の一部であって 無関係ではありません

ミツバチが失踪する蜂群崩壊症候群を耳にしたとき 私は駆り立てられました 人間が食べる野菜や 果物の3分の1以上は 媒介者のおかげで作られています 多くの科学者たちは 人類が直面している最も重大な問題であると言っています 炭鉱のカナリアのようなもので 送粉者がいなくなれば 人類もいなくなるでしょう 人間も自然界の一部なのですから 自然を保護する必要があるのです

送粉者を撮影しようと思ったのは 専門家への質問がきっかけでした “送粉者の行動の誘因とは?” 彼らから得た答えは “リスクと報酬ということでしょう” 興味津々な子どものように “どうして?” と訊き返しました “生き残るためです” “なぜ?” “子孫を残すために” “でも どうして?” “それが性のすべてです” とでも言われるかと思ったら 帝王蝶の権威であるチップ・テイラーが こう言いました “永遠に続くものはなく 宇宙にあるものは何にせよ 衰えていきますからね”

これにはインパクトを受けました 生命を前進させる メカニズムとして 自然界が生殖を作り出したことに 気づいたからです 命の力は すべての生き物の中を通りながら 生命の進化を繋ぐリンクへと変えるのです 肉眼では めったに目にしませんが 動物の世界と 植物の世界が交わるのは まさに すばらしい瞬間です この神秘的な瞬間に 繰り返し 繰り返し 生命が自ら命を吹き返しているのです

では 映画からの蜜を味わってください そしてツイートしたり 豊かな庭の受粉のために 種をまきましょう また 花の香りを楽しむ余裕を忘れずに 自分を美で満たして 神秘を再発見してください では 映画からの映像をご覧ください

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