リカルド・セムラー

(ほぼ)ルールなしで会社を経営する方法

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Translated by Naoko Fujii
Reviewed by Takamitsu Hirono
0:11

私は毎週 月曜と木曜に 死に方を学んでいます 「我が人生終焉の日」 と呼んでいます 妻のフェルナンダは この呼び名が好きじゃありません でも私の家系では 多くが 悪性黒色腫で亡くなっていて 両親も祖父母もそうでした それで私はずっと考えているんです いつか医師の前に座った時 私の検査結果を見て こう言われるんじゃないかと 「リカルド あまり良くないね 余命は半年から1年だね」

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すると人は 死ぬまでに 何をしようか考え始めます こんなふうに― 「子供ともっと一緒に過ごそう どこそこに出かけよう 山なんかに登ったり それから 時間の余裕がある内にしておかなかったことを 今から全てやろう」 しかしもちろん お分かりのとおり これはとてもほろ苦い 思い出になるでしょう 実行するのは非常に難しく おそらく大半の時間 泣き暮らすことになるでしょう ですから私はそうならないように したかったんです

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毎週月曜と木曜を 「人生終焉の日」にあてて その2日間は 悪い知らせを受けた時 するであろう事を 何でもしておくことにしたんです (笑)

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皆さんが― (拍手) 「仕事」の逆を考える時 多くの場合思いつくのが オフタイムです 「ちょっとオフが必要だ」 とか言ったりするでしょう でも実際のところ オフタイムは すごく忙しいんです ゴルフに行き テニスに行き たくさんの人に会って ランチに行き 映画に遅れてしまう やることがありすぎるんです 「仕事」の反対は「暇」ですが ほとんどの人は 暇な時に何をすべきか知りません 普段 どのように時間を 配分しているかを見てみると お金がたくさんある時期には 時間がほとんどないことに 気がつくでしょう そしてようやく時間ができた頃には お金も健康も失っています

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我が社ではここ30年 これについて考えてきました 我が社は何千人もの社員を抱える 複雑な会社で 何億ドルものビジネスをしています ロケットの推進システムを作り ブラジルで4千台のATMを運営し 何万人分もの所得税の 申告準備をしています 単純なビジネスではありません

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我が社の様子を見て こう考えました 社員に任せよう 社員のために会社から 全寮制学校のような面を 取り除こうと― いつ出社するか どんな格好をするか 会議への参加の仕方 何を言うか あるいは言わないかとか そしてどうなるか見てみようと 私たちは約30年前に まさにこの問題に 取り組み始めたのです そして社員に定年退職のことや 人生の時間配分を 考えなさいといいました 82歳になってから 山に登るのではなく 来週行きませんか? つまり こうするんです 給料の10%と引き換えに 毎週の水曜日を払い戻すのです もしバイオリニストになろうと思えば― まあ ないでしょうけど 水曜日にすればいいんです

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そして分かったのは― 私たちは 年配の人々が このプログラムに強く関心をもつと 考えていました しかし最初の支持者の 平均年齢は― 29歳でした もっともです そして社員の動向を見ていく中で 物事のやり方を変える必要が あると思いました それでこう考え始めました 社員の出社時間や退社時間などを なぜ知りたいんだ? これと引き換えに 社員から仕事を買うという 契約にできないか? なぜこんな本社を建てているのか? 自分たちのエゴで 手堅くて 重要な大企業だと 見せたいからなんじゃないか? しかしそのために社員を2時間も 街中 引きずり回しているのか?

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私たちは1つ1つ 問い始めました こんなふうです 1点目― どうやって人材を見つけるか? 社外に出て こう人に声をかけました 「いいですか― 我が社に 来て頂ければ 2、3回面接をして その後は 定年まで骨を埋めて頂く なんてことにはなりません それは私たちの考える 人生ではありません そこで あなたからも面接をしてもらいます」 興味のある人は やって来ます 私たちは 事の推移を 直観を頼りに見ていきます その人が適材かについて いくらか情報を得るだけではなく その後また社に来て頂き 午後 あるいは丸一日 社で過ごし 話したい人と話をしてもらいます 私たちがその人の思うとおりの 「花嫁」か 確かめてもらうんです そして我が社の広告とは違って ペテン師ではないこともね (笑)

4:33

私たちはゆっくりと 物事を進めていきました 我が社のリーダーになるには 誰の場合でも 将来の部下の面接を受け 承認を得ることが必要です 将来の部下の面接を受け 承認を得ることが必要です 6か月ごとに 全員が匿名で リーダーとしての評価を受けます これによって誰がリーダーの座に 留まるかが決まります お分かりでしょうが 多くの場合 状況に左右されます また70、80%の評価が得られなければ 留任できません 私が10年以上CEOをしなかったのも おそらくそのためです 時間がたつにつれ 私たちは他のことも問い始めました

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こんなふうです なぜ社員が自分の給料を 決められないのか? 彼らは何を 知る必要があるのか? 知るべきなのは たった3つです 社内の社員の給与 同業他社での社員の給与 経営が成り立つだけの利益を 社全体で上げられているのか この3つの情報を 社員に与えよう それでカフェテリアに PCを置き 社員がいろいろ 調べられるようにしました 個人の経費と売上 他社の利益はいくらで 自社の利益はどうなのか マージンはどうか など 25年前の話ですよ

5:46

こういった情報が 社員に届くようになると 私たちはこう伝えました 経費明細書のチェックはしない 何日休暇をとるのかも どこで働くかも 知る必要はない 私たちは一時期 街中に 14のオフィスを構えていましたが 家から一番近い または 今日訪問する顧客に一番近い オフィスに行きなさいと どこにいるかを 報告しなくてよいと さらに社員が 5千名いた時でも 人事部には2人しか いませんでした ありがたいことに1人は 定年退職しました (笑)

6:19

それで考えたのは 社員をどう大事にするか?です 社員は私たちの 唯一の財産です 社員を追い回したり 子供扱いする部門は置けません これがうまく進みだしたのを感じつつ 私たちはある事を探求していました それは私が 「人生終焉の日」や会社で 探し求めていた中心的な事です― それは私が 「人生終焉の日」や会社で 探し求めていた中心的な事です― 英知を得られる場を どうやって作りだすかです 私たちは革命の年代を生きてきました 産業革命 それから情報革命 知識革命もです しかし英知の時代には そこまで近づけていません 英知をもっと得られる組織を 作るにはどうしたらいいでしょう? 例えば 往々にして 最も賢い方針は 嘘をつきません 私たちのやり方はこうです いいでしょう 製品を57個 1週間で売ってください 水曜までに売れたら どうかビーチに行ってください 製造や申請などの 面倒を起こさないでください 新しい会社や競合他社の 買収が必要になってしまいます 製品を売りすぎたために あれもこれもする羽目になるんです だからビーチに行って 再開は月曜日にしてください (笑)(拍手)

7:26

これが英知を探すプロセスなんです もちろんこのプロセスでは 社員に全てを知っていてもらい 経営方法を真に民主的なものに したいと思っています それで取締役会は2席をオープンにし 同等の選挙権を与えています 先着2人です (笑) そして掃除係の女性に 取締役会で投票してもらいました スーツにネクタイの重役は 既にたくさんいますからね 実際 彼女たちのおかげで 本音で臨むことができました

7:57

このようにして関わった 社員の様子を見てみたところ― 「ちょっと待てよ」 と 彼らはこんな風です 「どこに座ったらいいですか?」 「何をすればいいですか?」 「5年後私はどうなりますか?」 それで気づきました もっと早期から始めねばと どこから始めようか? ああ 幼稚園だと思いました

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それで財団を設立し 11年経った現在 3つの学校があります そこでは同じことを 問い始めました― 英知を得るために どのように 学校を設計し直せばいいか? 一つ言えるのは 教師を入れ替える必要性です あれこれやろうとすると 監督者は必要ですが 実際には 教育のあり方は 全く時代遅れです 教師の役割は 全くの時代遅れなんです 数学や生物 14世紀のフランスなんて じつに馬鹿らしい (拍手) それで考え始めました― どんなことができるか? 私たちは教育が好きな人や パウロ・フレイレや ブラジルの2人の教育相などを集め 考えました もし学校を一から設計し直したら どんなものになるか?

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そうして この学校― ルミアルを創設したんです このうち1校は 公立です ルミアルでは こんな考え方をしています 教師の役割を2つに分けよう 一方のグループは チューターです ギリシア古語ではpaideia― 「子供を見守る」という意味です 家庭で何が起きているか 人生で今がどういう時か など でも勉強は 教えないでください 「Google先生」には 敵いませんからね 胸の奥にしまっておきましょう (笑) さて協力を依頼したのは 次の2つを持つ人たちです― 情熱と専門性です プロか否かは問いません 来てもらっているのは お年寄りです 彼らは人口の25%を占めるのに 誰もが彼らの知恵は用済みだと言う そのお年寄りたちに学校に来てもらい こうお願いするんです― あなたが大事だと信じていることなら 何でもいいので 生徒に教えてくださいと ですからバイオリニストが 数学を教えたりします 全ての物がそろっています もう教材の心配はいりません 2歳から17歳までの 約10の素晴らしいコースがあります 「人間の器を測定する方法」 などです 数学も物理も 全てが関係してきます 「自己表現の仕方」 音楽や文学などが これには関係してきます 文法もいりますね

10:23

皆が忘れてしまった テーマもあります おそらく人生で 最も重要なことです そのまさに重要なことを 私たちは何も知らないんです 愛について何も知りませんし 死についても なぜ自分がここにいるのかも 知らないことを何でも話し合えるコースが 学校には必要なんです 私たちのしている大部分は こういうことです (拍手) 時を経るにつれ 他の面にも着手しました なぜ生徒を 怒る必要があるのか? 座りなさい、こっちに来なさい あれしろ、これしろ― とか 私たちは生徒に「サークル」を 運営させることにしました 週に1回会合をします そしてこう言いました 自分たちでルールを考えて 運用方法も自分たちで 決めなさいと 自分で自分の頭を1週間叩く? よし 1週間やってみなさい 生徒は私たちが決めたのと 全く同じルールを考案しました ただしこれは彼らのものです そして彼らはパワーを持ちました つまり 彼らは生徒を 停学や退学にできるんです 学校ごっこではなく 本当に決めるんです

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そしてこれと並行して デジタルモザイク型の カリキュラムは残しました これは構成主義でも モンテッソーリ教育などでもないからです ブラジル式のカリキュラムを 残しているんです カリキュラムは 600の単元に分かれており 生徒には17歳までに これに接してもらいたいと思っています 彼らが取り組む様子を 私たちはずっと見守ります 生徒がその時に興味がなければ 1年待ったりもします 生徒はグループに所属しますが 年齢では分けていません 6歳の子でも 準備ができていれば 11歳の子と過ごします これで閉鎖的なグループに 分かれるなどの 学校でありがちの事が なくなります 成績は0点から 100点の間でつきます 彼らが数時間ごとに 自分でアプリでつけるんです 37点とれた生徒は 世界に送り出せるだけの 充分な知識をつけたと見なされます 科目にはサッカー・ワールドカップや 自転車の組み立てもあります 45日間で自転車を組み立てるという 科目に登録した場合 円周率=3.1416の 知識がなかったら できませんよね 3.1416を何かに 使ってみてください 覚えてないでしょう 知識はなくなるんです それを何とかしようというのが この学校で探求している英知です

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ここで再び思い浮かぶのが この「人生の時間配分」グラフです 思えば私は 多くのお金を貯め込んできました 皆さんもそうでしょうが 今はお返しする時です 「お返しをする」 すなわち 「もらいすぎた」ということです (笑)(拍手) バフェット氏がある日 目覚めた時の話が頭にあります 彼は推測より300億ドルも多く 持っていたことに気づいて こう言ったとか― 「僕はこのお金を何に使うんだ?」 「誰かこれを本当に 必要としている人にやろう ビル・ゲイツだな」 (笑) また ニューヨークにいる 私のファイナンシャル・アドバイザーは 「君は馬鹿な男だ お金をすぐ人にシェアせず お金でお金を生むようにしたら 今頃4.1倍になっていたかもしれない」 と言いますが 私はシェアして皆の生活を 良くするのが好きなんです (拍手)

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一時 私はMITで MBAの教育に携わっていましたが ある日 結論を得たんです マウント・オーバン墓地― ケンブリッジの美しい墓地です そこを歩き回っていました その日は誕生日で 考え事をしていました その時初めて 墓石や 偉業を成し遂げた 素晴らしい人々の名前を見ました そして思ったんです 私はどう思い出されたいか?と そしてもう一回りしました 2周目には 別の問いが浮かびました もっと良い質問です つまりそもそも なぜ私は思いだされたいんだろうか?と (笑) 思うに このことが私を変えました 50歳のある日 妻のフェルナンダと私は 午後一杯 座りこんでいました 焚き火をして これまでのあらゆるものを 火にくべたんです 38か国語に訳された本 何百もの記事 DVD その他あらゆるものです これは2つの点で役立ちました

14:41

第一に 5人の子供が 私たちの足跡や影から解放されました 私のしたことを 知らないんですからね (笑) 良いことです これもなくなります 子供をどこかに連れていって 「いつかこれが全て お前たちのものになるんだ」 (笑) 5人の子供は何も知りません 良いことです

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第二に 私は過去の達成その他 諸々の足かせから解放されました 新しいことを いつでも始められるし 一からやり直してもいいんです 「人生終焉の日」を それに使うんです こう言う人もいるでしょう 「そんな時間があるんなら 出かけていって何でもできるね」と いやいや  もうビーチには行ったし サモアにもモルディブにも モザンビークにもね もう済ませちゃったんです ヒマラヤの山々にも 登りました シュモクザメを見に 海中60mにも潜りました ラクダの背で揺られ 59日かけて チャドからトンブクトゥまで行ったし 犬ぞりに乗って 磁北極にも行きました そう ずっと忙しかったんです 「死ぬまでにやっといたよリスト」 とでも呼びましょうか これ (笑)

15:50

この理屈に基づいて 最近の我が身を鑑みるに 定年退職した感じがしません 全くです ですから私は今 新しい本を執筆中です 3つの会社を この2年で新しく立ち上げました またこの学校システムを世界に 無償提供することに取り組んでいます 凄く面白いんですが 無料だと誰も欲しがらないんです それで10年間 この学校の理論的根拠を受け継いだ 公的システムを模索してきました 私たちの始めた 公立学校と同様のものです 評価も100点中43点から 91点まで上がりました でも無料だと 誰も来たがらないんです ですから有料にすれば 状況が変わるかもしれません でも学校の問題を解決することは 私たちがしたかったことの一つです

16:35

そしてこのことが教えてくれるのは 思うに こんな小さなことです 日曜の夜の過ごし方は 皆 学習してきました 家でメールしたり 仕事したりするんです しかしほとんどの人は 月曜の午後に 映画に行くことを学んでいません もし英知を探しているなら そういうことも学ばねばなりません そこで近年 私たちがしているのは 非常にシンプルなことです ちょっとした道具を使います 3回連続で「なぜ」と問うんです なぜなら1回目の「なぜ」は 上手く答えられるからです 2回目になると だんだん難しくなります 3回目には 答えられないでしょう― 「あなたはなぜ それをしているのですか?」 私が皆さんに残したいのはその種であり 皆さんもこれを実行してみれば 同じ疑問を持つでしょう 「なぜ?」と 「なぜ自分はこれをしているのか?」 そして願わくば その結果として 長い年月を経て 願わくば皆さんに もっと英知に満ちた未来が 待っていますように ありがとうございました (拍手)

17:44

クリス・アンダーソン:リカルド あなたは なんていうか クレージーですね (笑) 多くの人は クレージーと言うでしょう にも拘らず じつに英知に満ちている 私の考えをまとめると こうなるのですが― あなたの考えは 非常にラディカルです 例えば ビジネス界で この考えは 当面のところ 受け入れられていません おそらくこれを取り入れたビジネスが 占めるパーセンテージは 依然として非常に低いでしょう あなたは大企業が このアイデアを 1つでも実行したのを 見たことがありますか?

18:20

リカルド:ええ 時々見かけますよ 2週間くらい前にもね Virginグループでは 社員に言ったそうです 「ああ もう僕は君たちの休日を 管理したくない」と Netflixも あれこれ 少しやってますね ですが これが さほど重要とも思いません 発案者としては ちょっと見てみたい思いはありますが これは単なる 個人的な思いです 実際のところ 管理をなくすには とにかく信じてみることが必要です 管理下にある人で そんな覚悟のある人は ほぼいません 子供や 会社を違う形で 始めようとする人たちなら 持っているでしょうけどね

18:50

クリス:それが秘訣なんですね? あなたの観点を裏付ける証拠はある これが効果を上げた会社が ありますからね でも皆には勇気がないだけなんだ― (ヒュー!)

18:58

リカルド:インセンティブもないでしょう 経営者は90日単位で 結果を求められています 四半期報告書のことです 90日間の状況が思わしくなければ クビです 「すごいプログラムがあるんだ 私の代のうちには・・・」 なんて言ったら 「出ていけ」と言われるでしょう これが問題ですね (笑)

19:18

クリス:教育での取り組みは 信じられないほど奥深いものです 皆 自国の教育システムを 苦々しく思っています Googleなどのテクノロジーによる世界に 誰もがまだ追いつけないでいるんです Googleなどのテクノロジーによる世界に 誰もがまだ追いつけないでいるんです 子供たちはこの教育システムを経験し 今やあなたは確たる証拠を得ましたね つまり 成績の劇的な向上です これらのアイデアを推進するのに どんな手助けが必要ですか?

19:42

リカルド:良いタイミングの質問ですね 自分の考えの伝道者になろうとまでは 一度も思ったことがありません 言っておきますけどもね ふとしたことで見つけたんですが― 日本には すごく怖いグループがあるんです 「セムラリスト」といって 120社が加入しています 彼らは私を招いてくれました 怖々行ってます オランダのグループには 600の小さな企業が加入しています これはメンバーが独自で 運営しているものです 誤解も含まれているでしょうが それは構いません なるようになるでしょう 私が恐いなと思うのは 別のタイプです 「これはすごく良いよ 君もやるべきだ」 「システムを立ち上げ  資金をたっぷりつぎ込もう」 そうなると人々は 内容の如何を問わず やるでしょう

20:26

クリス:それからあなたは 人生に対して 人並み外れた疑問を抱きましたね それが燃料となって 多くの活動に駆り立てたんだと思います TEDや観客の皆さんに 何かご質問はありますか?

20:38

リカルド:僕はこういう時いつも お決まりの質問をします もとは息子が3歳の時に 私に尋ねたことなんですよ ジャグジーにつかりながら 訊かれました 「パパ なぜ僕たちは存在するの?」 質問したいことは 他にはありません これ以外の問いなどないでしょう これを応用したのが 例の質問3連発です ですから会社や官庁、その他の組織で 時間を費やしている時 こう考えてみましょう― 死の床でこう言う人が 果たしてどのくらいいるだろうか? 「もっと多くの時間を職場で過ごしたかった」 ですから必要なのは 「今」勇気を出すことだけなんです― 1週間後とか 2か月後とか 何かきっかけが できた時じゃなくて― 考えましょう 「なぜ それをやっているのか?」 全部やめましょう もっと他の事をしましょう それでうまくいくでしょう 今よりもずっと良い生活が 送れるでしょう もし行き詰まりを 感じているんならね

21:30

クリス:この良き日の終わりにふさわしい 奥深くてじつに美しい話でした リカルド ありがとう

21:36

リカルド:ありがとうございました

21:38

(拍手)

もし仕事があなたの人生を束縛しないとしたらどうでしょう?ブラジルで企業のCEOを務めるリカルド・セムラーは、過激な方法で企業の民主主義を実践しています。彼は取締役会から社員の休日の報告方法(そんなこと必要ないのです)まであらゆることを見直しました。それは社員の英知に報い、ワーク・ライフ・バランスを促進し、さらには仕事や人生とは本当はどうあるべきか深い洞察に導いてもくれるのです。おまけの質問をひとつ―もし学校もこんなふうだったら?

About the speaker
Ricardo Semler · Organizational changemaker

Two decades after transforming a struggling equipment supplier into a radically democratic and resilient (and successful) company, Ricardo Semler wants organizations to become wise.

Two decades after transforming a struggling equipment supplier into a radically democratic and resilient (and successful) company, Ricardo Semler wants organizations to become wise.