Pam Warhurst

パム・ワーハースト:「食べられる景色がある町づくり」

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Translated by Mieko Akai
Reviewed by Jun Kaneko
0:11

思いがけない場所から 生き方を変える動きが生まれました 私はトッドモーデンから来ました イギリス北部の リーズとマンチェスターの間にある 人口 1万5000人の町です ごく普通の田舎町です 以前はこんな町でしたが 今はこんな感じです 町中にフルーツや野菜や ハーブが茂っています プロパガンダ・ガーデニング と呼ばれています(笑)

0:39

鉄道の駅の駐車場 病院の正面 民家の前庭 警察の前にもあります (笑) 食用植物が運河の側道や 墓地にも茂っています ここは土壌がすごくいいんです (笑)

1:01

新しい観光も考えました ベジタブル・ツーリズムです 信じられないかも知れませんが 私たちの畑を見るために 世界中から観光客がやって来ます 何も生えていない時も来ます (笑) 話の種にはなりますからね (笑)

1:18

私たちがこれに取り組んでいるのは ヒマだからではありません (笑) 革命を起こしたいからやっています

1:27

こんなことを考えたんです 年齢 収入 文化の垣根を越えて 人々を結びつける 方法はないものだろうか? 新しい生き方を見つけたり 町を違う目で見るようになったり リソースの活用法を考えたり 人間関係を変えるきっかけを作る 方法はないだろうか? 人間関係を変えるきっかけを作る 方法はないだろうか? そして その活動を広めることはできないか? 答えはイエスでした キーワードは「食物」でした

1:56

3年半前に キッチンのテーブルに 集まった数名で 3年半前に キッチンのテーブルに 集まった数名で 全てを考案しました (笑) (拍手) 住民集会に提案する 簡単な企画を考えました 誰にも相談せず 書類も作りませんでした 面倒ですから (笑) トッドモーデンの住民集会で こんな話をしました 3つの受け皿を中心に 町作りを考えたらどうか コミュニティという受け皿で 暮らし方を考え 教育という受け皿で 子供の学校教育や 住民が共有する新しいスキルを考え ビジネスという受け皿で 自分たちのお金の使い道や 支援する事業の選択を考える

2:34

そして食物中心の地域活動で この3つの受け皿を活性化する ことはできないか? このような受け皿が ひとつでも動けば素晴らしい 住民に力を与えるきっかけになる でもコミュニティという受け皿が回り それが教育やビジネスの動きに繋がったら 本当におもしろいことになる 自分たちで地域再生ができるし 自分たちで地域の在り方を考えられる 私たちは その全てを 戦略書も読まずに実現しました (拍手)

3:10

しかも 誰の許可も得ずに実行しました しかも 誰の許可も得ずに実行しました 勝手にやっています (笑) 郵便ポストに小切手が届くのを 待ったわけでもありません そして最も重要なのは 「そんな地道な活動は問題解決にならない」という もっともらしい批判に 耳を貸さなかったことです 私は地道な活動の力を目の当たりにしました 驚くべき力です

3:35

住民集会に話を戻しましょう (笑) 集会でこの提案をすると 2秒後に大喝采が上がりました あんな経験は人生で初めてです この話をすると どの町の どの集会でも 同じことが起こります この食物の話には誰もが反応します みんなポジティブな活動に 参加したいのです 直感的に ひとりひとりが 責任を持つ時が来たと感じている 人や環境に対して優しさを 投資すべきだと感じているのです

4:09

3年半前のその集会から いろんなことをやって来ました まずは簡単な 種の交換から始めました それから空き地や 犬のトイレになっていた ー 大通りの道ばたを 美しいハーブガーデンに変えました 先ほどの駅の駐車場の一角を 野菜畑にしました 誰でも自由に野菜を収穫できます 病院にも掛け合いました トッドモーデンに6百万ポンドも かけた病院ができたんです 何でか知りませんけど その周りには トゲトゲの植物が植えられていました (笑) そこで病院に行って 「抜いてもいいですか?」と言ったら 「もちろん 構わないですよ ラテン語で許可書が3通取れたら」と 「もちろん 構わないですよ ラテン語で許可書が3通取れたら」と で やりました (笑) 今その病院の周りには 果樹やハーブや野菜が生えています 果樹やハーブや野菜が生えています 他にも例はたくさんあります 警察の前のトウモロコシ 老人ホームには 老人が育てたり 収穫できるものを植えました

5:09

でも それだけでは足りません 住民全員がパズルの一部ですから 芸術の才能がある人には デザインを頼んで そこに植えられている植物が 何か分かるようにしてもらいました ラベルが貼ってある ビニール袋に入っていなかったら ラベルが貼ってある ビニール袋に入っていなかったら 野菜だと気づかない人も多いですから (笑) なので 「こんな感じだったら まだ摘まないで ここまで成長してたら どうぞ」という デザインをしてもらいました これは共有と優しさの投資が目的です

5:36

そのどちらもやりたくないけど 料理ならするいう人もいますから 季節ごとに収穫して 道で配ったり パブや教会など 人がいるところに持って行きます 「みんなが 地元食材という このパズルの一部なんだよ」 と知らせるのが目的ですから

5:55

野菜目当ての観光客もいます 彼らは大好きです 本当に素晴らしい もっと楽しんでもらう方法を考えました もちろん これも無許可です インクレディブル・エディブル・グリーンルートは 庭園や運河の側道を通り ハチに優しい環境を見たり 受粉の話を聞きながら 町を巡るコースです カフェや商店の前を通り 市場を抜けます これはスーパーの往復とは違います 町の人の流れを変えれば 住民の行動も変わると考えています

6:31

次は第2の受け皿の教育についてです ある高校に協力してもらっています 会社を作って アクアポニックを設計し その高校の裏手にある空き地に 建設しています ハチのいる果樹園で 魚と野菜を育てる計画です ハチのいる果樹園で 魚と野菜を育てる計画です 生徒が建設を手伝ってくれています 役員には生徒もいます 地域が高校の ー 関与を求めたことから 高校は農業を教え始めました 農業の授業が始まったので 私たちも 「資格はないけど 植物は大好き」 という生徒を 集めて 経験を積ませる 良い方法はないかと考えました

7:08

地元の園芸センターが寄付してくれた 土地がありました ドロドロの土地でしたが 素晴らしい条件でした ボランティアの力だけで その土地を 園芸訓練センターにしました 温室や畑など 土仕事ができる場所を作ったのです 私もここで働くことになるかも知れません それを見た教育関係者が言いました 「園芸コースのプログラムを作ってあげるよ 「園芸コースのプログラムを作ってあげるよ 他にはないから」と 年末には開講します この全てが実験で ボランティアです

7:40

そして第3の受け皿があります 食用植物を見ながら生活し 新しいスキルを学び 旬の食物に関心を持てば 地元生産者を応援するために お金を使おうと 思うようになるかもしれません 野菜に限らず 肉やチーズやビールなどの 地元食材もあります 野菜に限らず 肉やチーズやビールなどの 地元食材もあります

7:56

でも私たちは地域の ただのボランティアです 実際に何ができたのか? 簡単なことばかりです 募金で黒板を買って 「インクレディブル・エディブル」と書き 市場の店に配りました 売っている地元食材を書くんです すごい人気です 人が集まります 売り上げも増えました

8:14

農家にも 真剣な取り組みで あることを伝えましたが 農家にも 真剣な取り組みで あることを伝えましたが 信じてはもらえませんでした さて どうしようかと 考えました ひとつの製品のキャンペーンをやって 地元の反応を見せれば 彼らも私たちを 信じてくれるかもしれない

8:30

そしてやったキャンペーンが 「どの卵も大切」です (笑) 卵マップを作りました トッドモーデンの簡単な地図に 余った卵を 近隣住民に 売っている人の名前を書いたんです 最初は4人でした 今は64人です その結果 ー 店に来る客が 地元の卵が欲しいと言うようになり その結果 農家は鶏の数を増やし 食肉用の鶏まで飼うようになった そんな小さな一歩一歩から 地元経済に対する信頼が高まり 様々な変化が生まれました 今では チーズを作ったり 珍しい品種の豚を増したり ペイストリーやパイを焼いたりと 新しいことをやる農家が出始めました 地元食材を売る店も増えました 学生の調査では 町の食品業者の49%が 私たちの活動のおかげで 売り上げが伸びたと言っています ただのボランティアの ただの実験なのに (笑)

9:32

どれも難しいことじゃありません 頭が良くなければできない ということじゃない みんなを巻き込んで 力を合わせているだけです そもそも 自分が特別だと思っている人に 起こせるムーブメントではない みんなのムーブメントなんです モットーは「食べるなら参加」です (笑) (拍手) 年齢 収入 文化の垣根もありません

10:03

本当にいろんなことがありました さて「活動を広めることができるか?」という 最初の問題ですが もちろん できます

10:12

現在 イギリスの30の町で インクレディブル・エディブルの 受け皿が回っています 思い思いの方法で みんなが 自分たちの生活を変えようとしています 世界にも広がっています すごくありません? アメリカや日本やニュージーランドですよ ニュージーランドの地震の後 「地元で育てる」という精神を クライストチャーチに取り入れたい という人が来ました

10:41

資金も必要なければ 手続きも必要ありません 必要なのは考え方を変えることです 予算や事業計画を変えてでも 支援の枠組みを作ろうという コミュニティならば成功します

10:58

私の地元では素晴らしい アイデアが生まれています 地方政府がインクレディブル・エディブルを 広めるために 2つのことを やろうと決めました

11:08

地方政府が所有する 空き地の資産登録をして それを食料銀行に入れ 地元の人なら誰でも使えるようにして ライセンスを発行して保証すること

11:17

それから 彼らは職員全員に このようなコミュニティの成長に手を貸し スペースを保持する手助けを するように言いました

11:24

地方政府が動き始めたのです この活動が認められた証拠です リオの地球サミットの要求に応える クリエイティブな活動です 方法は沢山あります まずは トゲトゲの植物を公共施設の 周りに植えないで下さい 土地の無駄です (笑) 次にぜひぜひ 食べられる植物がある 町を作って下さい 子供達が毎日歩く道に 食物を植えて下さい 大道り 公園 どこでもいいです 都市計画で町の中心に 畑を作って下さい 誰の目にも触れない町外れに 追いやらないで下さい 学校は真剣にこれを受け止めて下さい これは最高の教育です 未来の農家を育てたかったら 全ての学校が 環境や地元食材や土壌の 重要性を中心とした 目的意識を育むべきです それを学校教育の中心に置いて下さい そうすれば新しい世代が育ちます

12:25

できることは沢山ありますが 結局は単純なことなんです 自然の力を借りて 地道な活動の力を 認めてもらうことによって 私たち自身が自分の力を 再認識したのです 私たちひとりひとりに 優しい未来を築く力があると 信じられるようになったのです すごいことだと思います ありがとう (拍手) (拍手) ありがとうございました (拍手)

空き地をどう使うべきか?もちろん、食べられる植物を植えて下さいとパム・ワーハーストは言います。地域のボランティアと共に空き地を野菜畑に変え、地元の食に対する意識まで変えてしまった彼女の、ユーモアたっぷりのエネルギッシュなトークをお聞き下さい。

About the speaker
Pam Warhurst · Cofounder, Incredible Edible

Pam Warhurst cofounded Incredible Edible, an initiative in Todmorden, England dedicated to growing food locally by planting on unused land throughout the community.

Pam Warhurst cofounded Incredible Edible, an initiative in Todmorden, England dedicated to growing food locally by planting on unused land throughout the community.