Sebastian Thrun
3,260,532 views • 4:14

男の子がみんなそうであるように 私も車が好きでした 18のときに 一番の親友を自動車事故でなくしました あっけなく それ以来 私の使命になったのは 年に百万という人を 事故から救えないかということです まだ未完成なので 中間報告になりますが 自動運転車について 少しお話しします

この概念に初めて触れたのは DARPAグランドチャレンジでした 砂漠を切り抜けた自動運転車に アメリカ政府が 賞金を出すことにしたのです 100以上のチームが参加したにもかかわらず ゴールにたどり着けたチームはありませんでした スタンフォード大では 新たに自動運転車を作ることにしました ハードとソフトの両方を開発しました 人間から学習させ 砂漠に放ちました そして信じがたいことを実現しました DARPAグランドチャレンジで 戻ってきた初めての車となったのです スタンフォード大は 200万ドルの賞金を手にしました でもまだ誰の命も救ってはいません

それ以来 私たちは 自分でどこへでも行ける 自動運転車に取り組んでいます カリフォルニアのあらゆる通りを 22万キロ走ってきました センサーを搭載していて 魔法のように 周囲の状況を把握し 運転にかかわる あらゆる判断を行います 完全な運転機構を備えています ご覧のように サンフランシスコの 街中を走っています 州道1号線を サンフランシスコからロサンゼルスへと走りました

ジョギングする人にも出会い 混雑した高速道路や 料金所を通り 人手を介さずに 車が自分で運転しています 22万キロも走ったというのに 誰も気づかないのです 山道を越え 夜となく 昼となく 曲がりくねったサンフランシスコの ロンバード通りも 意に介さず (笑) 時にはちょっとした スタントまでやってのけます

うわーっ マジすか? 車がやってるんだよ

友達のハロルドの命を取り戻すことはできませんが 亡くなったみんなのためにできることがあります 車の事故が 若者の死因の第1位なのはご存じですか? そのほとんどは 車の問題ではなく 人間のミスによるということを? これは機械の力によって防ぎうることなのです

人間の精度で 車道を走るのをやめれば 高速道路を走る車の量を 今の2倍から3倍に 増やすことができます 車の位置を調整して もう少し車間を狭くし レーンの幅も狭めるなら 高速道路の渋滞はなくせます みなさんは 毎日の通勤のため 平均して 52分もの時間を 道路の上で 無駄にしています これは取り戻せる時間です アメリカだけで 40億時間の無駄です 91億リットルのガソリンが無駄になっています

ここにビジョンがあり 新しいテクノロジーがあります 後の世代の人々が振り返って 車を人間が運転していたなんて まったく馬鹿げていると思うようになることを期待しています

どうもありがとうございました

(拍手)