Rita Pierson

リタ・ピアソン「すべての子どもに強い味方を」

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Translated by Emi Kamiya
Reviewed by nobuyuki umeji
0:11

私の人生は学校と共にあります 校舎の中で過ごす 校舎へ向かう 校舎の中での出来事を話す そういう毎日です うちは父も母も教育者で 母方の祖父母も教育者でした ここ40年は 私も同じことをしてきました そういう訳ですから 長年に渡り さまざまな角度から 教育改革に目を向ける機会がありました さまざまな角度から 教育改革に目を向ける機会がありました 良い改革もあれば イマイチのもありました 中退の原因や 勉強しない理由は 中退の原因や 勉強しない理由は 貧困や出席日数の不足 悪い仲間の影響 それは判りました しかし議論に上らず 見落とされていることの一つが 人と人とのつながり 人間関係の価値と重要性です 人と人とのつながり 人間関係の価値と重要性です

1:07

ジェームス・カマーは言います 実り多い人間関係なくして 実り多い学習はあり得ない G. W. カーヴァーは言います 学習とはすなわち 人間関係を理解することだと 今日お集まりの皆さんは もれなく 教師など大人の影響を受けています 私は長年 先生方の様子を見てきました 最高の先生もいれば 時には最低のもいました

1:33

ある時 同僚が言いました 「子どもを好きになる手当ては 貰っていない 教えることで給料を貰っている 子どもの仕事は学ぶこと 私は教える 子どもは学ぶ 一件落着でしょ」

1:44

私は彼女に言いました 「子どもは嫌いな人から 学んだりしないものよ」

1:50

(笑いと拍手)

1:58

「バカバカしい」と彼女が言うので

2:01

こう言っておきました 「あなたの教員生活は 長くて辛いものになりそうね」

2:07

実際そうなりました 人間関係を築くことを 素質の問題と考える人もいますが 人間関係を築くことを 素質の問題と考える人もいますが 私はS. コヴィーの考えを支持します 真っ先に理解してもらおうとするのではなく まず相手を理解しようとすること そういうことを自ら始めるのです ちょっとしたことです たとえば謝るとか 考えたことありますか 子どもに謝ってみてください 子どもは驚きますよ

2:32

割合を教えたときのことです 算数は苦手なのですが 頑張りました 授業が終わってマニュアルを確認すると 教えたことが全部 間違っていました (笑)

2:44

翌日 教室でこう言いました 「みなさんに謝らなくては 昨日の授業は全部 間違いでした ごめんなさい」

2:53

子どもたちは「いいよ 先生ノリノリだったから黙ってた」と (笑いと拍手)

3:01

成績の著しく低いクラスの 担任をしてきました 悩みました 9ヶ月でこの生徒たちを 今いるところから どこまで引き上げてやれるか ものすごく大変でした 子どもに自信をつけさせ 同時に 成績を上げさせるにはどうすればよいか

3:26

何年目かに 良いことを思いつき 生徒全員にこう言いました 「皆さんは選ばれて このクラスに入りました 私は先生の代表で 皆さんは生徒代表なので 最高の組み合わせになって 他の子供たちに お手本を見せるのが目的です」

3:41

生徒の一人が「嘘でしょ?」 (笑)

3:46

「本当です 他のクラスの子たちのお手本として 廊下を歩くと皆が注目しますから 静かにしなくてはなりません 良い所を見せましょう」 こう唱えさせました 「私は重要な人間です もともと重要だったけど もっと重要な人間になる 私には力がある 私は強い 私はここで学ぶに値し やることがあり 感銘を与える相手がいて 行く場所もある」

4:12

生徒たちは「そうだ!」と言いました

4:15

ずっと言い続けていると 血肉となってくるものです

4:20

そのクラスで — (拍手) 小テストをしました 全20問です 18問 間違えた生徒がいました 「プラス2」と大きなにっこりマークを描いて 返しました

4:38

「先生 これって不合格?」

4:42

「そうね」

4:44

「じゃあ何故にっこりマークなの?」

4:48

「だってあなたはイケてるから 2つ正解した 全問不正解じゃない それに これを復習したら ちゃんとできるでしょ?」

4:57

「はい 頑張ります」

5:00

「マイナス18」では再起不能になりますが 「プラス2」なら「捨てたもんじゃない」 (笑いと拍手)

5:11

長年 母を見習ってきました 休み時間には生徒の復習を見てやり 午後は家庭訪問する教師でした クシやブラシ ピーナツバターやクラッカーを 引き出しに入れておき 生徒たちに与えました 臭いが気になる子には タオルと石鹸を 臭い子を教えるのは大変ですし 子どもは時に残酷ですからね 母はそういうものを常備していました 何年も過ぎ 母が退職した後 その子達が母に こう言いに来たのを見ました 「先生のおかげで私は変わりました 先生が私の人生を うまくいくようにしてくれた 先生が私の人生を うまくいくようにしてくれた そうじゃないとわかっていても 自分が重要な人間だと感じられた 先生に今の姿を見てほしい」

5:57

母が2年前 92歳で亡くなったとき 葬儀に教え子たちが詰めかけました 涙が出ました 母がいなくなったからではなく 母が遺してくれた 揺るぎない人間関係に触れたからです 母が遺してくれた 揺るぎない人間関係に触れたからです

6:12

より多くの人間関係を築くことは もちろん可能です どの生徒も好きになれるかと言えば それは不可能 やりにくい子ほど 休まず学校へ出てきますよね (笑) 全員を好きになるなんて無理です やりにくい子の存在には 意味があります それこそが つながりです 人間関係です 全員を好きになれなくても 大事なのはそれを 子どもたちに悟らせないこと 教師は優れた役者になるのです やる気が出なくても職場へ向かい 意味不明の教育政策に耳を傾け とにかく教壇に立ちます それが仕事ですから

6:59

教え学ぶことは 喜びを伴わなければなりません もし子どもたちがリスクを恐れず 考えることを恐れず 強い味方を持つようになったら この世はどれほど力強くなることでしょう この世はどれほど力強くなることでしょう どの子にも強い味方がいていいんです その子を決して見捨てず つながりの素晴らしさを理解し 子どもの力を最大限発揮させる大人が 味方になってやるのです

7:23

大変だと思うでしょう その通り 実に大変です でも不可能ではありません できます 我々は教育者ですから 貢献するために生まれたのですから

7:35

ありがとうございました

7:36

(拍手)

40年の教師経験の中で、リタ・ピアソンにこう言った同僚がいました。「子どもを好きになる手当ては貰っていない」。それに対し彼女は「子どもは嫌いな人から学ばない」と反論します。教育者に向けて、生徒たちを信じ、生徒たちと実際に人間同士のつながりを持つ大切さを語った熱いメッセージです。

About the speaker
Rita F. Pierson · Educator

Rita F. Pierson spent her entire life in or around the classroom, having followed both her parents and grandparents into a career as an educator.

Rita F. Pierson spent her entire life in or around the classroom, having followed both her parents and grandparents into a career as an educator.